
私は結構性格診断が好きなタイプだ。エムグラムとかエニアグラムとか16personalitiesとか、色々な診断サイトがあると思うが、2~3か月に1回くらいの頻度で診断をしなおしたくなってしまう。エムグラムなんかは以前の診断結果からどういう変化が見られるか簡単なレポートを書いてくれたりして、それが結構面白かったりする。
16personalitiesのブームは多少落ち着いた感があるが、他の性格診断に比べるとかなり人口に膾炙したといえるのではなかろうか。知人と16personalitiesの話になったりすると、「ああ確かにあの人はそのタイプっぽいね」と納得することも多いので、眉唾な診断ではなく「当たる」実感を覚えた人が多かったこともブームの原因だったのかなと思ったりした。
さて、私はというと大体4年前に初めて16personalitiesを受けているらしい。以前にこのブログにそのことを書いている。
この記事を投稿した頃は、まだそこまで16personalitiesブームというわけではなかった気がする。それでも、例によって私は楽しくなって何回か診断を受けてしまったのだが、何回やってもINTPという結果になった記憶がある。確か1回だけINTJが出たことがあったと思うのだが、説明書きを見ると何だか神経質な印象を受けたので、INTPの方がいいなあ、などと思った。建築家なんてガラじゃないし論理を操ることができる方がかっこよさそう、なんて馬鹿げたことも考えていた気がする。ネーミングは全く本質的要素ではない。
16personalitiesブームが到来した頃に久しぶりに診断を受けてみると、INTJになっていた。何回受けてもINTJになった。INTPになることは1度もなかった。まあ確かに、勉強を始めたり社会人生活にも慣れてきたりで計画性が身についたんだろうか、などと思った。ブーム到来直後くらいに、16personalitiesと本来のMBTIは別物であり、16personalitiesはパクリみたいなものだということを知った。そんなことを言われては本家の診断を受けてみたくなるのが人間だ。が、本家の方は16personalitiesのように気軽に受けられるものではないようで、時間もお金もかかるため、「いつかは受けたいな」程度の存在としてしばらく心の片隅に残り続けた。
そして、タイミングが合ったのでこの間受けてみた。公式の方。結果、やはり私はINTJということになった。事前にネット診断で見るような質問に回答し、セッション当日、認定ユーザーとの面談やワークを通して最終決定をするという流れだった。てっきり、面談やワークの結果を見た認定ユーザーが、組み分け帽みたく「うーん・・・君はINTJ!」みたいに宣言してくれるものだと思っていたのだが、タイプがどうなのかは自分自身で判断を下さなければならないのが意外だった。
「MBTIは生まれたときから不変である」などという謳い文句には若干懐疑的になっていたのだが、ワークを通してみると、「確かに今後生きていっても、S型のような考えになることはないな」と感じることもあった。ワークは全体的にやっていて楽しかった。私と逆のタイプ、つまりS型やF型の人ならこのシチュエーションでどう考えるか、みたいなことを認定ユーザーが逐一触れてくれたので、他の人間がどんな世界を生きているかを垣間見ることができる。
ネットで調べてもピンとこないN(直観)の意味が理解できたのは良かった。私はずっと「直感」の方で考えてしまっていたのでうまく理解できなかったようだ。
あとは、認定ユーザー曰く、MBTI公式側が16personalitiesをよく思っていないのは、16personalitiesが流行りすぎたことによって、16タイプごとの「陰キャランキング」や「友達が少ないランキング」などの副産物的情報に惑わされてしまい、本気で心を痛める人が出てきていることなどが原因のようだった。MBTIは心の働き方の類型であってパーソナリティとは別物である、ということはセッションを受けるとよく理解できたが、ここの部分に関しては、私も先のようなランキングを見て楽しむことがあったので反省。